前歯のすき間を埋める方法
前歯のすき間が気になる場合、どんな風に治す方法があるかをご紹介いたします。
このような前歯のすき間を埋めるにはいくつか治療法があります。1.矯正治療、2.削ってかぶせものをする、3.表面だけ削ってラミネートべニアというものをはりつける、4.プラスチックの詰め物で埋める、といった方法です。
かみ合わせ等でその人によって最適な治療は違いますので、まずカウンセリングが大事ですが、今回はこの中の治療法で一番歯へのダメージが少なく、時間やコストがかからない方法として、プラスチックの詰め物での修復をご紹介させて頂きます。
まず、いきなりプラスチックの詰め物で埋めるのでなく、最初の来院で型をとります。そして、模型上でワックスを形成し、バランスよく見える形をつくっていきます。幅が変わらないため歯が大きくなった感じになってしまうので、できるだけ自然に見える形を見つけていきます。
2度目の来院で、この模型をもとにコンポジットレジンというプラスチックの詰め物で修復をしていきます。
もちろん一番綺麗に仕上がるのは、矯正やセラミックのかぶせものですが、時間やコストがかかってしまうことと、特にセラミックの被せものは、歯をたくさん削らなければいけないため私はあまりおすすめしていません。虫歯があるのならともかく、何でもない歯を削ってしまうのはとてももったいないです。
プラスチックの詰め物での修復では、まったく歯を削ってません。施術時間も30分~1時間程度です。
ただ、歯ぎしりの強い方や、かみ合わせによっては外れてしまう可能性があります。
一番侵襲の少ない後戻りのできる治療ですので、まずやってみて、それでもだめだったら矯正治療等で治すのがいいでしょう。
気になっている方は、ぜひカウンセリングにいらしてください。